天然コラーゲン(ゼラチン)
 コラーゲンは、私達の体内で大変重要な役割を果たしているタンパク質で、細胞同士をつなぎ合わせたり、傷を修復したりするために働くマトリクス物質の一つです。全身に分布し、特に皮膚や腱、骨などにはコラーゲンがたくさん含まれています。

 私達が日頃ゼリーなどにして食べているゼラチンも、基本的にはこれと同様のもので、豚や牛の皮や骨から、コラーゲンを溶け出させて作るのです。食用のゼラチンは抽出後によく精製し、利用しやすく、安心して使えるようになっています。

 
肌に塗る場合は、皮膚の角質層より深く浸透するわけではないので、細胞が再生する材料にはなりませんが、保湿効果は得られます。

 口から摂取したコラーゲンのほとんどは胃や腸でペプチドやアミノ酸に分解されてから吸収され、血液を経由して他の細胞に届けられ、コラーゲンを含むいろいろなタンパク質の材料になり、肌や骨の再生を促します。

 コラーゲンを生成するには、ビタミンCが必要となりますので、ビタミンCを多く含んだオレンジやレモン果汁を同時にとると効果的です。


「コラーゲン(ゼラチン)」に秘められた驚くべき力
 大阪医科大学前学長の山中太木氏(医学博士)によると、ゼラチンによる免疫増強作用は非常に効果的で、なかでもガンに対する免疫増強作用は特筆に値します。ゼラチンはガン細胞を破壊する作用のあるリンパ球やマクロファージを数百倍も活性化することが、実験により証明されています。(京都大医用高分子研究センター)。

 また、実際にガン細胞を破壊する実験では、
豚皮ゼラチンは他のゼラチン(牛、鯨、魚など)に比べて約3倍の効果があること、ガンの転移と再発を著しく抑制することが報告されています。(『医学と生物学』第82巻第2号、第87巻第5号、第6号)。

 さらに、肝臓の細胞を培養する際、ゼラチンを加えると、飛躍的に増殖すること(ゼラチンがないと死滅)から、細胞組織を活性化して再生することやガン細胞の転移を著しく抑制することもわかっています。
このようにゼラチンには、雑菌やウィルスの他、ガン細胞などに対する免疫を強くする作用や、悪い細胞を良い細胞につくりかえる作用のあることが知られるようになりました。

「山中太木さんの書いた記事」から
健康食として注目されているゼラチン
 皆さんは「コラーゲン」という物質を御存じですか。最近はコラーゲン配合の化粧品などもありますから、少なくとも名前は耳にしたことがおありでしょう。

 コラーゲンは、私達の体内で大変重要な役割を果たしているタンパク質の一種です。全身に分布して、細胞同士をしっかりとつなぎ合わせたり、傷を修復したりするために働いています。人間の体重の16%はタンパク質ですが、その30〜40%はコラーゲンが占めています。

 特に皮膚や腱、骨などにはコラーゲンがたくさん含まれています。皮膚の70%、腱の80%、骨の20%はコラーゲンです。

 人間だけでなく、動物や魚の体でも、コラーゲンは同じように働いています。肉や魚を煮ると、ゼリー状の煮こごりができますが、あれは、皮や骨のコラーゲンが溶け出してきたものなのです。

 組織中のコラーゲンは、三本の糸が絡まり合うような構造で丈夫さを保っていますが、熱を加えると三本の糸がほぐれてきます。それが煮こごりの状態です。

 私達が、日頃ゼリーなどにして食べているゼラチンも、基本的にはこれと同様のものです。豚や牛の皮や骨から、コラーゲンを溶け出させて作るのです。ただし、食用のゼラチンは抽出後によく精製し、利用しやすく、安心して使えるようになっています。

 ふだん、
ゼラチンをいろいろな形で摂取することは、コラーゲンの材料を補強することにつながります。そのため、最近では、ゼラチンが一種の健康食として注目を集めています。

 実際、ゼラチンを常食して、肌や髪がきれいになったり、体力がついた、神経痛、アレルギー、冷え、不眠などの慢性症状が軽減あるいは解消した、などという人も多いようです。

 しかし、ゼラチンの健康面での利点はこれだけではありません。実は習慣づけてゼラチンをとっていれば、ガンの予防効果も期待できるのです。これは、私が榎木義祐博士の協力を得て行った動物実験で判明したものです。以下にその要旨を述べましょう。

体内の免疫機能を高める働きがある
 実験では、ウシ、ブタ、クジラなどから抽出した14種類のゼラチンを用意し、それぞれ1%濃度の水溶液にしました。それを、実験用のハツカネズミに0.3mlづつ、一週間おきに
注射しました。比較する対照として、同じ条件で飼育しながら、同量の生理食塩水を注射するグループも作りました。

 こうして、3回注射した後、すべてのネズミにガン細胞を移植しました。すると、生理食塩水を注射した対照群では、すべてのネズミにガン細胞がついて増殖し、死亡しました。ところが、ゼラチン溶液を注射したネズミには、ガン細胞のつかないものが多く見られたのです。

 なかでも、その率が高かったのは、ブタの皮から抽出したゼラチンを投与したグループでした。このグループでは、ガン細胞を移植した18匹のネズミのうち、15匹はガン細胞がつかずに生存し続けたのです。つまり、約83%のガン阻止率を示したことになります。この他、ウシの皮から抽出したゼラチンでも33〜57%の阻止率が示されました。

 移植後、1ヶ月たってもガン細胞がつかなかったネズミには、再度移植してみました。しかし、結果は同じで、やはりガン細胞はつきませんでした。
ゼラチンを投与したネズミは、なぜこのように高率でガンを阻止できたのでしょうか。それは、ゼラチンが体内の免疫機能を高めたためだと考えられます。免疫とは、最近やウィルスなどの異物が体内に入ってきたとき、それらを排除して体を守る仕組みです。ガン細胞も体にとっては一種の異物ですから、取り除こうとする免疫作用が働きます。

 免疫作用の中で重要な働きをするのが、「マクロファージ」という細胞です。これは異物を包み込み、溶かして殺すもので、大食細胞あるいは貪食細胞とも呼ばれています。

 マクロファージは、突出したセンサーで鋭敏に異物の性質を感じ、免疫作用を司るリンパ球に伝える働きもします。それを受けたリンパ球やプラスマ細胞などが、いわば異物をやっつける武器である抗体をも作り出します。こうしたチームプレーの要となるのが、マクロファージなのです。

 実は、このマクロファージのもっとも大切な部分であるセンサーにも、コラーゲンが使われています。ゼラチンの投与によって免疫機能が高まるのは、このあたりと深い関係があると思われます。試験管内での実験ですが、マクロファージにゼラチンを与えたところ、その機能が100倍以上も高まったという事実もあります。

 このほか、コラーゲンの強化は、ガン細胞の転移や再発を防ぐために役立つと考えられます。前述のように、コラーゲンは細胞同士を結び付ける役割を果たしているからです。ガン細胞が移動しようとした場合、組織のコラーゲンが堅固であれば、その阻止に役立ちます。おそらく、ゼラチンのガン阻止効果は、こうした面とも関わるのでしょう。


工夫して補給する!
 市販のデザートのゼリーの大半には、ゼラチンは入っていません(成分のタンパク質がゼロ)。御家庭で、コーヒー、紅茶、牛乳、フルーツ、ジャム、ワイン、カルピス、ヨーグルトなどを利用して、本物のゼリーを作り、御家族で召し上がって下さい。一日に必要な量は、5〜10g(10gは大きなスプーンに軽く一杯)です。

ミルクゼリーの作り方
(1)ゼラチンの粉末10gに大さじ2杯の水を入れ、ふやかしておく。
(2)400ccの牛乳を鍋で暖め、(1)を加えて溶かし、火をとめる。
(3)水でぬらしたコップなどに注ぎ、冷蔵庫で冷やして固める。

ゼラチンパックのやり方
(1)ゼラチンの粉末5gに大さじ2杯の水を入れ、ふやかしておく。
(2)(1)に大さじ2〜3杯の熱湯を加えて溶かす。
(3)冷ましてから、顔や肌につける。
(4)2〜3分したら洗い流す。

前ページに戻る

有限会社 明治堂漢方
〒178-0063 
東京都練馬区東大泉3-51-13
TEL : 03-3921-2648 FAX : 03-3921-2647
http://www.meijidou.jp/index.html